正月SP、つまんなかったです。
亀山ひとりがいなくなるだけで、ここまでつまらない番組になるものなんですね。正直、予告見た限りでは田畑さんの女相棒が面白そうだったし、落胆の中にも期待はしていたんです。それが…konozama…
右京さんだけいれば「相棒」は成り立つと思ってたスタッフはバ●なんじゃないかしら。予想以上のつまらなさに驚きました。
でも、亀山降板だけが理由ではない気がします。
淡々と続く右京の謎解き。緩急がないから2時間半ずっと息苦しかった。
姉川が亀山のセリフを言っているだけ。女相棒としての魅力もなければ面白さも全くなかった。亀山を降板させてまで新相棒を立てた一発目がコレなら、降板させた意味がない。田畑さんが気の毒だった。
30年前の恨みを晴らす。公害被害。
アゲハ蝶と砂上の楼閣で公害ネタをやったばかりなのに、まるっきり焼き直しのネタ。勘弁して欲しい。
しかも30年前の恨みを晴らすって、今シーズンのカナリアでやったばかりじゃない!
ネタが尽きたにしても、カナリアと同じ脚本家が全く同じネタでSPやること自体が手抜きとしか思えない。
トリックには四苦八苦したんだろうけど、落としどころが前作と同じでは、脚本家として失格だと思う。
しかし同じオチの脚本でGOサインを出した松本Pが一番の戦犯だ。
新入りの脚本家に荷が重い元日SPを抜擢したのは松本Pなのだろうから。
マグロの接待ドラマに成り下がっていたのもがっかり。
犯人やマグロに右京が意見することも全くなかったし。
右京はただ単に、事件を解決しただけ。
お陰で右京が行ったこと、言ったセリフで心に響くものは全くなかった。主役なのにね。
唯一、印象深かったのは犯人の「あなたのせいじゃないのは自分だってわかってる」と慟哭する場面だけ。でも犯人は全く救われない話ってなんだかなー。
犯人と心でガチ対峙するのが「相棒」の見所だったのに。ああ、カシオペアは良かったな。
なにもかも、私の好きだった「相棒」ではなくなってしまった。
相棒のいない「相棒」。
亀山の去った「相棒」は、「杉下警部の華麗なる事件簿」だった。「相棒」という看板は降ろすべきだと思いました。タイトルに偽りアリだもんね。
番組名を変えて「杉下警部の事件簿」だったら、全く新しいドラマと割り切って楽しめるかも。今までの長年の愛着を棄てて、別モノとして視聴する諦めがつくから。
PR