<亀山薫がそんなに重要なキャラなの?という人へ>もともと、「相棒」というドラマは「右京+亀山は最強コンビ」として描かれていました。「右京と亀山」さえいれば何でもアリだと公式は公言していました。『天才だが人格に難有りの杉下右京』と『凡人・亀山薫』が凸凹コンビでお互いの欠けている部分を補い、成長するドラマでもありました。
※公式は『奇人・右京の相棒が務まるのは、亀山しかいない』という描き方でした。言い換えれば凡人・亀山の相棒は右京じゃなくても構わないのです。だから、とっかえの利かない「唯一無二の相棒」として「右京と亀山」が8年間も描かれてきたし、視聴者の多くもこのコンビを愛してきた。
私のように「相棒=右京と亀山以外ありえない」と思っているファンが、現在の片棒状態、新相棒を受け入れられないのは当然です。だって余りにも長い間右京と亀山を「相棒」として見せられてきたのだから。
でも、「新相棒を前向きに受け入れられる」層の視聴者もたくさんいて、その人達は「亀山のいない今の相棒」も楽しんで見ている層だと思います。
そういうファンは「相棒というドラマは、右京さえいれば可」なのだと思う。
実際視聴率はいいですから、多くの人が「亀山と右京コンビじゃなくても可」なのでしょう。
何がいいたいのかというと、「相棒」の今のファンは大きく2分されてるのだなぁと。
「亀山がいなくても問題ない」ファンと、「相棒といったら右京と亀山コンビだろ」というファンです。
公式が亀山をクビにした時点で、「亀山がいなくても問題ない」というドラマになってしまいました。そして「相棒とは右京のパートナー(もしくは右京ピン)」のことで、「右京と亀山のことを指すのではない」というのが今の公式の判断です。
だからファンも二分化されちゃうわけで、ファン同士で意見が分かれるのも当然なんですね。
「相棒とは=右京と亀山」と8年間言い続けてきたのも公式なら、
「相棒とは=右京のパートナー(右京ピン含む)」と現在言っているのも公式。
真逆のことをやっているのが公式なので、どっちの主張も正しい相棒ファンの意見ということになります。
だから「新相棒で嘆く」人を、「楽しめない負け組」と嗤うのは正しいし、
過去の相棒を見て「やっぱり相棒は素晴らしいドラマだなぁ」と感嘆し、今の相棒を「糞ドラマ」と罵っても、それは正しいと思う。
だって真逆のことを公式はやっているのだから。
ただ、公式には「右京さんとミッチーは最高のコンビ!」「水谷さんとミッチーのコンビだからこそ成り立つドラマ」などとは絶対言わないでいただきたい。8年間、「右京と亀山」「水谷と寺脇」をこれ以上ない最高のコンビとして褒めちぎって「唯一無二の相棒コンビ」とファンを騙していたのだから。
このブログタイトルの相棒表記(il)は2ndの頃良く見ていた相棒ログ倉庫さんが右京と亀山のシルエットをilと表記していたからです(今は知る人も少ないでしょうが)。新相棒になったら、このilも使えなくなりますね。
@追記@
ミッチーライブに行った人によると、11日の予告で新相棒をドカンと発表する予定だったのを、スポニチにスッパ抜かれたらしいですね。
ドラマの内容が劣化しているのに、視聴者にドッキリ仕掛けることばかり画策している公式にはざまぁみろという感じ。スポニチGJ。毎日新聞はつまんないけど。
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このエントリーを拝見して涙が出てきました。嬉しくて。私も、相棒=右京と薫以外に考えられません。
新相棒のミッチーに関してとやかく言うのではなく、相棒とは右京と薫が相棒だったからこそ、好きだったんです。
負け組、懐古主義者、言いたい人には言わせておけばいいんだと改めて思いました。
本当に、本当にありがとうございました。一言お礼を申し上げたくて、書き込みさせて頂きました。